ヘーゼルナッツ 図鑑と育て方
原産地：南ヨーロッパ～西アジア
カバノキ科 常緑中高木：5～15m
発芽難易度：★★★★☆☆☆☆☆☆：種の休眠打破が必要。 栽培難易度：★★★★☆☆☆☆☆☆：樹勢が強く育てやすい。
北半球の温帯に分布し、ヨーロッパヘーゼル・アメリカヘーゼルなどがある。 日本にもハシバミやツノハシバミといった仲間がいるが、一般的には食べない。主にトルコやアメリカ・イタリア・スペインで栽培されている。 世界で生産されるヘーゼルナッツの70％以上がトルコ産で、日本に輸入されるヘーゼルナッツも約9割がトルコ産である。
果実はドングリに似ていて、熟すと自然落下する。栄養価が高く、ナッツの中では最も多くの葉酸を含むほか、 ビタミンBや鉄・リン・カルシウムを含む。ローストすることで独特な香りはいっそう引き立ち、スナックや チョコレート・アイスクリーム・ケーキなど菓子類に利用されることが多い。
育て方
土壌：水はけの良い肥沃な土。例：赤玉小粒7：腐葉土3など
水やり：表土が乾いたらたっぷりと。乾燥を嫌うため夏は水切れに注意。
日光：日なたに置く。夏は西日を避けたり、状況に応じて半日陰に置く。
☆種まき☆
- 12月にまいて外に置いておくか、冷蔵庫で保存。
- 冷蔵庫で保存する場合、湿り気のあるミズゴケやキッチンペーパーに包んで袋に入れる。3か月ほど5度以下で保存。
- 冷蔵庫から取り出したら鉢土の真ん中に指などで穴をあけ種を入れた後、1～2cmほどの厚さの土をかぶせる。
- 水をたっぷりやり、陽のあたる場所に置いておく。
※そのほか注意点ナド※
- 夏の直射日光で葉が枯れるおそれがあるので、状況に応じて遮光する。
- 北海道以外は室外での管理も可能。幼苗のうちは室内で管理。
- 実生からの結実には12～15年かかる。
- 雌・雄花が一株に咲くが、2本以上植えた方が結実しやすい。