トロピカタネカ

種から育てる熱帯果樹/トロピカルフルーツの実生栽培記&育て方図鑑

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グァバ 図鑑と育て方

グァバの葉と果実

原産地:熱帯アフリカまたは南アジア

フトモモ科 常緑中高木:樹高7~10m

発芽難易度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆:種を乾燥させなければ発芽は容易。
栽培難易度:★★★☆☆☆☆☆☆☆:樹勢が強く、育てやすい。

紀元前からインディオ達に用いられていたグァバは、別名バンジロウとも呼ばれる。 世界で栽培されるグァバのうち3割以上がインドで栽培されており、世界一の生産量を誇る。熟すと果皮が緑~黄緑色になる「グァバ(バンジロウ)」や、 紫色になる「ストロベリーグァバ(テリハバンジロウ)」、黄色になる「イエローストロベリーグァバ(キミノバンジロウ)」が有名で、 世界には150以上の品種が存在する。果実の色も白、黄色、赤、ピンク・・・とさまざま。

甘みとわずかな酸味、そしてフトモモ科の特徴である強い芳香をもつ。ビタミンA・Cを含む。特にビタミンCは多く含まれ、含有率はアセロラに次いで2位である。 グァバ1個で5日分のビタミンC必要量が摂れる。グァバの葉にはポリフェノールがふくまれており、グァバ茶として飲むことで抗酸化作用や血糖値の上昇を防ぐ効果が期待されている。

花や果実から苺のような香りを発する「ストロベリーグァバ」は果皮の紫色から、パープルグァバやチェリーグァバと呼ばれることがある。 「ストロベリーグァバ」は驚くことに葉や芽・茎からも苺のような香りを発し、新芽もオレンジに色付き美しいので観賞用としても1年中楽しめる。 この苺のような香りはゼリーやジャムなどにも活用される。

育て方

土壌:水はけの良い土。例:赤玉小粒7:腐葉土3など

水やり:表土が乾いたらたっぷりと。夏場は水切れを起こしやすいので注意。

日光:日当たりの良い場所で育てる。

☆種まき☆

  1. 種はとったその日にまき、発芽まで乾燥させないこと。
  2. 熱帯性の植物は種のまわり(果肉)に発芽を抑制する物質が含まれていることが多いので、果肉はしっかり水で洗い流して取り除く。
  3. 用土に種をまき、浅く覆土する。
  4. 水をたっぷりやり、陽のあたる暖かい場所(23度以上)に置いておく。

※そのほか注意点ナド※

  • 発芽まで1週間~1か月。
  • 冬は5度以上で管理。
  • イエローストロベリーグァバは他のグァバよりも耐寒性がある。
  • 実生から4・5年で結実する。
  • 多湿を好む。
  • 種は湿った砂と一緒にジップロックなどにいれ長期間保存することができる。

種からはじめるグァバ栽培記

グァバの種01.種からはじめるグァバ(2015/09/25~10/21)

グァバの芽02.発芽率よし!(2015/10/27~2016/04/10)

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