トロピカタネカ

種から育てる熱帯果樹/トロピカルフルーツの実生栽培記&育て方図鑑

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メンディ Artocarpus elasticus 図鑑と育て方

エラスティカスの果実

原産地:ジャワ島、カリマンタン島、マレーシアなどの短い乾季が存在する一部のエリア。

クワ科 熱帯性常緑大高木:樹高45mほど最長60m以上になることもある。直幹性・開放自然形

発芽難易度:★★★☆☆☆☆☆☆☆:発芽自体は容易。
栽培難易度:★★★★☆☆☆☆☆☆:低温に弱い。

主枝は30mに達する。葉が並はずれて大きく、若い木でも1mを超すことがある。短い乾季には落葉する。 野生のものが収穫され、果実や種を炒って食べる。樹液、木の繊維、材などにも様々な利用法がある。

果実は球形で16cmほど。果実の周りは、黄褐色で・長短まばらな柔らかいトゲに覆われている。果皮は熟すと緑からクリーム色~黄色に変わる。 熟した果実は不快な悪臭を放つが、白い果肉は食用可能で美味。甘く香ばしい味わいである

繊維性の樹皮は簡単にはぐことができ、布やかご、タパとよばれる模様や絵をつけた伝統的な樹皮布に利用される。 大きな葉は屋根材として使われることがある。樹はタラップ材の原料として輸出され、家具などに利用される。 種から得られる油はヘアーオイルとして、黄白色の樹液は接着剤(とりもち)やガムの原料に用いられる。

育て方

土壌:排水性の良い肥沃な土。例:赤玉小粒7:腐葉土3など

水やり:表土がかわいたらたっぷりと。葉が大きいため蒸散量が多く土が乾きやすい。よって夏場は特に注意。

日光:基本的に日なたを好む。幼苗時はやや遮光して育て、徐々に光量を増やしていく。夏場は成木でも葉などの状態をよく確認して、遮光するか、しないかを判断する。

☆種まき☆

  1. 清潔な土に種をまき、浅く土をかぶせる。(熟した果実からとった種をできるだけ早くまく)
  2. 水をたっぷりやり、暖かい場所(24度~27度)に置いておく。

※そのほか注意点ナド※

  • 鉢の深さは深いほど良い。
  • 短い乾季と雨季がある地方で生育している。
  • 冬は水を控えめにする。

(図鑑画像元) Photo credit: Ahmad Fuad Morad via Foter.com / CC BY-NC-SA

種からはじめるメンディ栽培記

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